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ディストリビューターが辞められない理由(エゴの防御)

ディストリビューターが辞められない理由(サンクコストの錯覚)』と『ディストリビューターが辞められない理由(後悔の予期・計画の完了)』では、立場固定(最初の決断を正当化しようとすること)の理論をもとに、成功にはほど遠いディストリビューターがなかなか辞めることができない理由を見てきました。

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(2014/01/10)
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その中では、
「せっかく投資したのだからもったいない」
「この投資にもう一度チャンスを与えなかったことを、将来、後悔するのではないだろうか」
「もう少し投資を続けたら、きっとこの計画を完了できる」
といった心理状態が作用することを見てきました。

しかし筆者によると上記の三つよりもさらに強い心理的要因があります。
それは“エゴの防御”です。
つまり
「この投資を成功させることができれば、私が正しかったことを自分自身にも他人にも認めさせることができるに違いない」
というふうに考える心理状態のことです。

そして具体例として銀行員の例が挙げられています。
――――――――――――――――――――――――――――――
(経済学者の)ストーのある調査に、カリフォルニア銀行の顧客がローンを返済できなくなった際、もともと貸付を担当したマネジャーがなかなか損失を計上できなかったという事例がある。「結果的に不良貸付を行ってしまった銀行員は、この貸付がもたらすリスクや、債務不履行になる可能性をなかなか認めることができない」と、ストーと同僚は書いている。(中略)
新しいマネジャーには、不良貸付に対する個人的な責任がなかったので、彼のエゴが傷つくことはなかった。「自分の当初の判断は間違ってはいなかった」などと、むりやり自分を正当化する必要がなかったからだ。
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代(P189)/アダム・グラント/三笠書房』

――――――――――――――――――――――――――――――
“自分の失敗を認めたくない”という、ある意味人間的で想像しやすい心理状態です。

この考え方はネットワークビジネスのディストリビューターにもほとんど同じように当てはまるでしょう。
ネットワークビジネスは世間的な風当たりが強いため、ほとんどの人は身内から反対されます。また、勧誘活動を行っていく中では、真正面から否定してくる人もいるでしょうし、中には馬鹿にするような言動を取る人もいるかもしれません。そういった人達の声を押し切ってビジネスを続けたとしても、確率的にみても成功と言えるほどの収入を得ることができる人はほとんどいません。

しかし、簡単にビジネスを辞めてしまうことは上記の反対者達に対して自分が間違っていたことを認める、すなわち“エゴを傷つける”ことになるのです。これがディストリビューター、特に自尊心の高い人達には耐えられないのです。そこで、エゴを防御するために、ずるずるとビジネスを続けてしまう、これがディストリビューターの心理メカニズムであり、なかなか辞められない最大の理由なのです。


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ゆうこさん

コメントありがとうございます。

「ひっこみがつかない」というのは本当にやっかいな心理だと思います。
アップラインたちも、勧誘に苦闘しているダウンラインに対して、
何としても成功して、それまで反対してきた人を見返すようにと
煽りますしね。

だからディストリビューターを辞めさせたいのであれば、
真正面から反対せず、自分から疑問を抱いていくように
質問を重ねることが効果的だと言われるのですよね。

ひっこみがつかない

周りに反対されてもやり続けた以上、
自分の負けを認めたくないものだから
辞められないんでしょうね、きっと。

そんな時こそ本当に素直になればいいのに。
プロフィール

ゆんた

Author:ゆんた
経営コンサルタントの管理人がニュースキン(Nu skin)やアムウェイ(Amway)を始めとするネットワークビジネス、マルチ商法、マルチレベルマーケティング、MLMの仕組みを解き明かします。

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